【手芸の基本】手作りマスクのゴムの付け方・代用品

布製のマスクにゴムを付ける方法や代用品についてこちらでまとめました。

一般的なガーゼマスク、立体マスク、プリーツマスクどれでも共通です。ゴムの付け替えも同様にできます。

手作りマスクのゴムの付け方

マスク用ゴム紐について

マスク用ゴム

マスク用ゴムは、ゴムの断面の形によって平タイプ・楕円タイプ・丸タイプと種類があり、太さは3~4mmが多く出回っています。

私が試した限りでは伸び方はだいたい同じでしたので、付け心地や見た目の好みで使い分けています。

手作り布マスクを作る時や、古いマスクのゴムを交換するときなどは、マスク1個あたり約40~50cm用意すると安心です。(片耳で約20~25cm必要 ×2本)

ないときの代用品

髪用ゴム紐

プリーツ布マスク メンズ用ネイビー

こちらは布マスクの生地の色に合わせて、紺色の髪用ゴムをつけたものです。

最近はカラーのマスク用ゴムも出ていますが、髪用のゴムは色の種類が豊富で見た目も綺麗です。

ただ、マスク専用のゴムより肌触りが固く、ゴム自体の戻る力が強いです。細すぎるゴムやきつめのフィット感だと、長時間の着用で耳が痛くなることがあります。

写真の布マスクのゴムもご覧の通り細くて、デザイン的にはわりと気に入って何度か使用していたのですが、他のマスクより耳が疲れやすく、結局太い普通のマスク用ゴムに取り替えてしまいました。太い髪用ゴムであればもう少し実用に耐えたかもしれません。(個人の感想です)

マスク用ゴムより必要なゴムの量が長くなってくるので、試しにひとつ作って実際に試着し、長さを調節するのが必須です。

 

家庭用平ゴム紐(ウエストゴム・パンツゴム・帽子のあごゴム)

白いゴムの代用といえば、平ゴムを真っ先に思い浮かべる方も多いと思います。

4コール・6コール・8コール・10コール・・・などと種類が表記されています。

「コール」は平ゴムに入っているゴムの本数で、数字が大きくなるほど本数が多くなり強く頑丈になります

4~6コールはしめつけが強くなく、子供さん用や敏感肌さんに向いており、8~10コールは肌着や衣類に使うような感覚です。

しかし同じ6コール数のゴムでも、メーカーによってゴムの太さや糸の太さが異なるので、幅やゴム自体の強さも変わります

マスク用ゴムと比べてしまうとやっぱり戻る力が強いですが、髪用ゴムよりは柔らかいのできつささえ合わせれば便利です。

マスクゴム紐代用品家庭用平ゴム

こちらの写真が平ゴムで作った布マスクです。4コールゴムを使用しています。

ただし見た目が「誰しも一度は見たことがある、パンツか帽子のあのゴム」なので、あくまでも自分用や気心知れた家庭用への代案になりそうです。

女性なら髪型によっては耳のところは隠れて見えないですし、ご近所へのちょっとした外出用にするなど、ものは使いようです。

こちらもマスク用ゴムより必要なゴムの量が長くなるので、試着と長さ調節は必須です。

布で紐を作る

マスク生地と同じ布で作ると統一感は出ます。

ただし紐をわざわざ作る手間暇と実用性が釣り合うかというと微妙なところで、伸縮が全くなく、身内では不評でした。

長さをあとから調節できるよう紐を長く作り結び目を外に出すか、ストッパーをつけて対応した方がよさそうです。

耳の後ろでリボン結びしたら可愛いかなと試したものの、耳に引っかける型のイヤホンやメガネがずり落ちてきやすい形の耳(私)には、結び目やストッパーが布紐を細くしても重たくて、あまり実用に向きませんでした。(個人の感想です)

ゴムを穴に通す方法

最もスタンダードな方法です。マスクの両端に作った通し穴に、ゴムを通して輪にして作ります

ゴムを穴に通す方法のメリットは、紐の長さを通した後からでも微調整できますし、ゴムが伸びて古くなったら針と糸なしで簡単に付け替えられます。

また、布マスクの両サイドの生地を、ピンと伸ばしたりくしゅくしゅと縮めたりすることができるので、顔にマスクが立体的に密着しやすいです。

マスクゴムをつける方法 紐通しを入れる位置

ゴム通しの穴にゴムを5cmくらい通して折り返します。マスクゴムをつける方法 紐通しを入れるポイント

布マスクの両脇にある布で作った通し穴に、ゴム通しを入れて反対側の穴から出します。

ゴム通しを入れたところの生地を、外側から指でくしゅくしゅと縮めます。

中のゴム通しの頭の方を生地の上から持ち、反対側の手で縮めた生地だけを滑らせるように元通りに伸ばすとゴム通しが前進します。

この作業を根気よく繰り返すと、反対側からゴム通しの頭が出てきます。
マスクゴムをつける方法 ゴムを結ぶ

ゴムを通し終わったら、軽く(またほどいてやり直しが出来る程度に)結わえます。

いちどマスクを使う人の耳に実際にかけてみて、長さを調節してください。

マスクゴムをつける方法 ゴムの結び目を隠す

ゴムの結び目は、ぐるっとゴムを回転させて生地の中に隠すと見た目もすっきりします。

 

 

ゴム通し・紐通しについて・ないときの代用品

ゴム通し・紐通しにもいくつか種類があります。

細い穴にも通せるスリムなものや、作業中に紐が抜けてしまわないように、紐をピンセットのような形状で挟んだり2重に通せるように工夫がされているものもあります。

写真の紐通しですが、よく使っているものは曲がっていたりして使用感があります・笑。

紐通し・ゴム通し・代用品

通す穴が狭いと通しにくいので、穴の大きさに合った紐通しを使い分けるか、通し口を縫って作るときから、手持ちの紐通しが通る幅かどうか確認するのが大切です。縫いしろを少なめに折って、通す穴の幅を広げて縫ったり調節してください。

写真の青い頭のついている金属製のものは、細身なので今回の布マスク作りでよく使っています。

写真の緑色のプラスチック製のものは、小学生のときに家庭科で購入したお裁縫セットに入っていたものです・笑。

紐が通しやすく外れにくいデザインで、布のすべりもいいのでずっと愛用しています。

紐通しは最近は100円ショップの手芸コーナーでも複数の種類を見かけるようになりました。

 

紐通しがない場合は、ヘアピンで代用することもできます。細身なので、手持ちの紐通しが通らないときにもおすすめです。

ヘアピンのU字になっている部分に紐やゴムを挟み、開きやすい先端をセロハンテープかマスキングテープなどで巻けば大丈夫です。

 

ゴムを縫い付ける方法

あらかじめゴムの必要な長さが分かっている場合や、用意できたゴムが短かかったり長さを節約したい場合などは、ゴムの両端をマスク生地に縫い留める方法で作ります。

生地の中に通す長さ分を節約できるので、片耳で約5~7cm分量が足りない!という時には便利です。

使い捨てサージカルマスクのゴム紐を再利用する場合も、消毒や洗濯後に、ゴム紐を根元からハサミで切り取り、同じように使用します。

マスクゴムをつける方法 短いゴムの使い方

ゴムのぎりぎり両端に結び目を作り、手縫い糸で結び目のこぶに糸を引っかけて縫い止めます。

ゴムを通す穴の中に隠すように縫い付けると目立ちません。

 

皆様の手作りの参考になれば幸いです!

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