【無料型紙】手作りリングピローの作り方【後編】デコレーションと指輪の乗せ方
リングピローの作り方後編です。前編で作った土台に、リボンとパールビーズを使ってデコレーションの方法を紹介します。指輪の乗せ方・飾り方のバリエーションもまとめました。
リングピローの作り方前編では、下の写真のところまで作りました。
【無料型紙】手作りリングピローの作り方【前編】基本の白いピローの縫い方
ベースができたところです。
手作りリングピローの作り方【後編】
飾りを選ぶ
好みの材料をいろいろ並べて、どう組み合わせようかとピローに乗せてみます。
式場や新郎新婦さんの雰囲気をイメージして、これがいちばん楽しいところ!
異素材をいくつか組み合わせると華やかになります。
今回はネイビーのサテンリボンをメインにして、銀のレース、白のチュールリボンで飾りました。
メインの大きいリボンの作り方
ピローの上に、大きなリボンをネイビーのサテンリボンで描きます。
リボンを結んでから縫い付けても可愛いと思いますが、チョウチョ結びの後羽(下のヒラヒラの尾状突起みたいな長い部分をなんて呼んだらいいんでしょうか・笑)を幅広にしたかったので、チョウチョ結びの前羽(結んで輪っかにした上の羽っぽいところ)とを別々に作って、あとで合体させて作ってみました。
「く」の字型に折り曲げたリボンを、まち針で仮留めしてあとで全体のバランスをみます。これが後羽になります。
こんどは前羽を作ります。
ボリュームを出したかったので、1本のリボンをくるくる丸めて、2重にかさねてみました。
左右の羽の長さが違ってしまうと、ちょっと残念な印象になってしまいます。
リボンの長さは雰囲気で目分量でしたが、中央の位置だけはきっちり測っています。糸で手縫いで固定します。
あとは糸を数回ぐるぐる巻き付けて、中央のリボンを絞ります。
リボンをきゅっと絞ったときに、中央がくぼんでいるとキティちゃんのイラストのリボンみたいで可愛いのと、かっちりした印象になるので好きです。
山折り・谷折り・山折り、とリボンを折りたたんでから糸を巻き付けています。
柔らかい幅広のリボンなどで作る時は、くしゅくしゅと無造作にギャザーをよせてもナチュラルで可愛いと思います。
思いつきで、重なっている方にだけ銀のレースを入れたら雰囲気が変わるかなと、この時点で挟みこんで作ってみました。
前羽と後羽を縫い付けて、ピローの上で合体させたところです。後羽にも銀のレースを追加で重ねました。
後羽の最後の切り端の部分は、内側に折り込んで、ベースのピローを縫った境界線に合わせて縫い留めました。
神父さんによっては手で高く持ち上げたり、写真撮影のときに机に置いて斜めからのアングルで指輪を乗せてアップで撮ったりするので、ピローの横ってけっこう見られてしまうものなんだなぁと思いました・笑。
リボン端の処理方法
リボンの種類によっては切った端からほつれやすいものも多くあります。
上記のようにリボンの端を作品本体に縫い付けたり、三つ折りにして縫ったりせず、切りっぱなしにしたい場合は、手芸用ボンドやホツレーヌを切り口に塗ると便利です。
裏側に薄く接着剤を塗り広げ乾燥させてから使います。すぐ作業したい場合はドライヤーで乾かすのもお勧めです。
いらない紙の上などでやると、はみ出た接着剤が紙にくっつき剥がれて汚れてしまうことがあったので、私は使っていないクリアファイルの上で作業しています。
しっかり乾いたら、接着剤で裏をコーティングした範囲内でカットして整えます。
リボンを二つ折りにし、折った内側が深くなるように斜めにカットすると、プレゼントなどのラッピングでおなじみの形に。
リングを乗せるリボンを作る
リングピローの指輪の乗せ方・飾り方
お呼ばれした結婚式や素敵な写真を見ると、指輪の置き方ってさまざまなんですね。
動物のミニチュアに乗せたり木の枝だったり、斬新なものもカップルの感性が生き生きしていて楽しいです。
リボンを使った方法をいくつか紹介します。
まずはチョウチョ結びにしたリボンの前羽(?)(結んで輪っかを作った上の部分)2カ所にリングを通す方法。ピローを動かしても安定しています。
今回作ったリングピローはこの置き方を採用しました。
1つの蝶結びに2人のリングを重ねて置くのも拝見しましたが素敵でした。
指輪を長く垂らした後羽のリボンに絡ませるというのも素敵です。
小リボンの作り方
透け感のある白いチュールレースを結びます。2個を同じ長さで作りました。結んだところはほどけないように糸で縫っています。
後羽を手芸用ボンドでコーティングして、この後カットして整えます。固まれば透明になるので安心です。
これをベースのピローのくぼませた位置に縫い付けます。
ビーズの縫い方
仕上げにピローの周囲をぐるっと、直径3mmのパールビーズを縫い付けていきます。
ピローに綿をつめて返し口を閉じたところや、リボンの端を縫い付けたところの境界がいい感じに隠れました。
ビーズが小ぶりなので、2粒ずつ針に通して返し縫いのように縫い付けています。
ビーズの縫い付け方のポイント
ビーズ同士に隙間ができず、縫い留めた糸が目立たず、ビーズの並んだ列が真っ直ぐなのが綺麗で理想ですが、最初はなかなか難しかったです。
ビーズの穴から布に対して垂直に針を下ろして、ひっぱりすぎずゆるみすぎずの力加減で縫うと上手くいきました。
また直径が6mmぐらいの大きいビーズを使う場合は、ビーズ穴から生地までの距離も長くなるのでたるみやすく、手間でも1粒ずつ縫い付けたほうがよさそうです。
メインのリボンにもパールで飾ります。
上の写真のようにコンペイトウみたいにビーズで作ったボールを付ける案や、銀色の飾りボタンを使う案もありました。
リボンってアレンジが沢山できて楽しいですね。
ビーズのコンペイトウ(?)の作り方はまた別の機会にご紹介したいと思います。
今回はパールビーズを通した糸を2列渡して、帯状に留めて仕上げました。
完成
完成です。メインの銀のレースを重ねたネイビーの前羽を少し下向きに糸で固定して、落ち着いた雰囲気にしてみました。
チュールの小さい白いリボンは、指輪をかけるので元気よく羽が上に向くようにしています。
皆様の手作りの参考になれば幸いです!
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