【無料型紙】手作りリングピローの作り方【前編】基本の白いピローの縫い方
教会挙式の新郎新婦のための、リングピローを手作りました。指輪を2つ並べて置ける長方形のピローです。
シンプル清楚な白いピローでも、ビーズやリボンの飾りで個性的に華やかになります。基本となる簡単な作り方を紹介します。
こちらが今回作ったリングピローの土台です。ピローには白いつるつるのシルクやサテン生地が使われることが多いです。
今回はリーズナブルに見た目ゴージャスにしたかったので、上側だけサテン生地の上にレースの生地を重ね、一緒に縫って作りました。
家庭用ミシンを使っていますが、手縫いでももちろん大丈夫です!
デコレーションするとこのようになりました。ネイビーのリボン、銀のレース、パールビーズ。
指輪が2個並べて乗せられるようになっています。
手作りリングピローの作り方【前編】
材料
サテン生地 白 縦16cm×40cm
ラッセルレース生地 白 縦16cm×横20cm
サテンリボン ネイビー 約150cm
レースリボン シルバー 約50cm
チュールリボン 白 約30cm
パールビーズ
手芸用綿
今回使ったサテン生地は薄くて少し頼りなかったので、接着芯を同量、裏に使用しています。生地によっては使わなくても大丈夫です。
縦横あんまり気にせず作れる布小物なので、生地の布目の方向(矢印マーク)は今回書いていません。
型紙
PDF実物大型紙のダウンロードはこちら↓
sorairo-sewing-weddingringpillow
プリンターの印刷設定は「拡大/縮小」を「実際のサイズで印刷」にしてご利用ください。
作り方
生地に型紙を写す
本体を作っていきます。
サテンの本体生地と、同じ大きさのレース生地を用意します。
生地に線を引くのに、チャコエースというインクが消えるペンタイプのチャコを使用しています。
インクの色によって消える条件が違いますが、紫色の自然にゆっくり消えるものを愛用しています。
太字と細字両方引けるタイプもあります。
レースを重ねた布の作り方
サテン生地にレースを重ね、まち針で真ん中辺りで固定します。
縫う線より外側のぬいしろの範囲で、2枚を重ねて縫います。
ミシンで縫っていますが、手縫いでも大丈夫です。
こうして仮止めすると、1枚の生地と同じように扱いやすくなります。ちょっとの手間でちょっとゴージャスな布に!
あとは表になる面を内側に合わせて、返し口以外をぐるっと一周縫います。
まちの作り方
リングピローに厚みをもたせてふっくらさせたかったので、マチを作ります。
四隅のカドを、ハサミで斜め三角に切り落とします。
縫ったラインに沿ってアイロンをかけて、ぬいしろを開きやすくします。
表にひっくり返したときにもきれいになるので丁寧に。
2枚重なっている布を左右に開いてふくらませて・・・
カドを縦方向につまんで、平らにします。四角の2つの辺がきっちり重なるように折ってアイロンをかけます。
左半分がレースを重ねたピローの上側の生地、右半分がサテンのみの下側の生地です。
縫った線と垂直になるように、2等辺三角形の底辺が2cmの長さになる位置で線を引きます。
この線の長さがマチ(ピローの厚さ)になります。
マチを縫ったところです。ミシンでも手縫いでも、三角形の底辺の端から端まできっちり縫うのがポイントです。
端を数ミリ縫わないでいると、そのぶんだけ厚さが減ってしまうので4つのカドそれぞれ長さが揃いません。
表に返したときに、縦横に縫った十字の部分が、上の布(レース側)と下の布(サテンのみ側)がつながっていて、垂直に交わっていれば成功です。
三角形がきれいに合わさっていない状態でまちを縫ってしまうと、このようにちょっと残念なかんじに・・・。
いちどは表に返して、マチの仕上がりを確認するのが大事です。
4つのカドが綺麗に出来たら、縫い目にアイロンをかけてひっくり返しやすくします。
手芸用綿をつめる
返し口からに表にひっくり返します。
縫い目やカドのところが綺麗に出るように、とがったもので内側からつついて仕上げます。
返し口から綿を入れていきますが、分量はお好みです。結婚式だし、贅沢にたっぷり入れてみました・笑。
返し口を縫って留めます。ここはミシン派も手縫いで。
縫った上からビーズでデコレーションする予定なので、わりとざっくり縫っています。
縫い目を目立たないようにもっと綺麗にしたい方はコの字綴じがお勧めです。
指輪を置く位置を決める
この時点で完成でもいいのですが、指輪を置く位置をくぼませて安定感を出したいので、くぼみを縫って仕上げます。
型紙にある+の位置に合わせて、表側と裏側の布にチャコエースで位置をがっつり記入します。時間がたてば消えるインクなので安心です。
表の+から裏の+まで、手縫いで針を刺して何度か往復させて糸で引き締めます。
少し力がかかるので、ピローの裏側にパールビーズ(一応見えてもいいように・笑)をちからボタンのように通しています。
表側はあとで上からリボンを取り付けて隠れるので、糸が十字の形に渡っています。
完成
ちょっといい座布団みたいになりました・笑。
後編では、リボンとパールのデコレーションと、指輪の飾り方を紹介します。
皆様の手作りの参考になれば幸いです!
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