【無料型紙】裏地も簡単。20cmファスナーポーチの作り方
20cmファスナーでポーチを作りました。裏地も一緒に縫うので簡単です。無料の型紙と作り方を紹介します。
ファスナーをめいっぱいまっすぐに使って、口の広い基本的な形です。2cmのマチもついています。
大きさは縦約12cm×横20cm×厚さ(まち)2cmです。
口を開けるとこんな感じです。どんでん返しで作っているので、ファスナーの縫いしろもすっぽり内側になります。
出来たてほやほやで撮影したので、チャコエースのインク跡がまだうっすら残っています・笑。
ポーチの前側は2種類の生地で切り替えてデザインしていますが、後ろ側は1枚の生地でシンプルに作っています。
もっと簡単に作りたかったり、お気に入りの生地を存分に使いたい場合は、両面これでも素敵だと思います。
20cmファスナーポーチの作り方
型紙
PDF実物大型紙のダウンロードはこちら↓
sorairo-sewing-20cmfastener-kantan
プリンターの印刷設定は「拡大/縮小」を「実際のサイズで印刷」「100%」にしてご利用ください。
材料
・20cmファスナー 1本
・表布(前側)・・・紫花柄 綿プリント 縦15cm×横15cm
・表布(前側)・・・黄色花柄 綿プリント 縦15cm×横10cm
・表布(後ろ側)・・・白地に紫と黄色の花柄 綿プリント 縦15cm×23cm
・飾りレース 約15cm
・飾りタグ
・裏布(ポーチ内側)・・・水色 無地 縦30cm×横23cm
作り方
生地に型紙を写す
時間が経つと消えるタイプのチャコペン、チャコエースで生地の裏に線を引いています。
花柄の上下が分かるように、上側(ファスナーを取り付ける側)に矢印を書いています。
こちらは裏布です。2枚に切っていますが、上下のない生地なら底になる部分をわにして繋げて作ってもいいかもしれません。
飾りレースを付ける
ポーチの前側になるほうに飾りのレースを付けます。この過程はもちろんお好みです。
挟み込むように縫いたいので、レースの模様を見ながら、仕上がり線に合わせてまち針で仮留めします。
仕上がり線より外側の、縫い代の部分にミシンをかけて黄色の生地にレースを縫い付けて仮留めします。手縫いで付けても大丈夫です。
黄色の生地と紫の生地とを合体させます。
仕上がり線で合わせて縫っていきます。このとき生地の上下の柄の向きを間違えないようにします。
表にするとこんな感じです。仮留めするのはちょっとひと手間ですが、おかげでレースの模様がズレずに仕上がりました。
なんだかお魚かこいのぼりか、アマビエみたいな雰囲気です・笑。
生地をはぎ合わせた場合、パッチワーク的には濃い色の生地・目立たせたい生地の裏側に縫いしろを倒すのがベストのようです。
今回は生地の間にレースを挟んでいるので、レースの向きに沿って紫の生地側に縫いしろを倒しています。
レースがひらひら浮いてしまっていたので、表側からレースの上に1本ミシンをかけて生地に落ち着かせました。
飾りタグを付ける
飾りタグを縫い付けます。ミシンでも手縫いでも。
カドをつまんでまちを作るタイプなので、飾りはマチで底になる部分を考慮して少し上の位置に付けています。
ぬいぐるみやマスコットを作る時は顔のパーツで表情や飾りを縫いつけるのが最後のお楽しみになりますが、袋物を作る時は最初の生地が平らな状態のうちに縫い付けて仕上げておくと、作業しやすいですし、縫い付けた裏側の糸の跡も綺麗に内側に隠れます。
裏地ありのときのファスナーの縫い付け方
まずはポーチ表側の面から縫い付けます。
表布を写真の向きに上向きに置き、ファスナー縫い付け位置に、ファスナーを下向きに重ねます。
ファスナーのムシから平行に0.5cm離れたところ、紫のペンのラインに合わせて仕上がる予定です。
上から裏布を裏側にして重ねます。表布も裏布も、表になる方が内側になっています。
これでズレないようにまち針で留めたら、ミシンで縫います。
縫ったあと、広げるとこうなります。
反対側も同様に縫い付けます。
表布を上向きに、ファスナーを下向きに重ねます。
裏布を下向きに重ねて、固定したら縫います。
広げたらファスナー部分のほぼできあがりです。
このままでもふんわりしていて優しい感じですが、ファスナーの開閉をよりスムーズにするために、上側両端を上からミシンで縫って押さえます。
4本直線を縫うだけでファスナー部分は完成です!
袋部分を縫う
表布同士、裏布同士を重ねます。
開くとこんな感じで重なっています。このときファスナーは半分くらい開けておくのがポイントです。
返し口を残して、表布と裏布をぐるっと一周縫います。
マチを作る
表布、裏布のカドを三角形に切り落とします。
2cmのマチを作ります。垂直につまんで、カドの頂点から底辺が2cmになる位置で二等辺三角形をつくります。
表布の2カ所、裏布の2カ所にマチをつくるとこうなります。
マチを作るときの裏技
4つのマチをそれぞれ縫っても大丈夫ですが、ここで裏技です。
表布のマチと対になる裏布のマチを重ねて一度に縫うと、袋物の中で裏布がもたつかなくなります。
写真のように、右上の表布マチと左上裏布のマチを、くっつけます。
同様に、右下の表布マチと左下裏布のマチもくっつけます。ねじれないように注意です。
両方のマチを合体させるとこんな感じにくしゃっとなって一瞬不安になりますが、ひっくり返せば大丈夫です!
生地を表に返す
返し口から内布をひっくり返します。
写真のは内布の底に返し口がくるように作っていますが、ファスナーを開けると真上から返し口の部分が見えるのが少し気になって、PDFの型紙では内布横に返し口がくるように変更しています。どちらでもお好みで。
返し口から生地を引っ張り出していちど整えると、写真のようにまず裏布が表になった状態で出てきます。
そこで今度は先ほど半分くらい開けていたファスナーを全開にして、表布を引っ張り出して整えるとできあがりの形になります。文字だと上手く説明ができないのですが、2回、表に返すような感じです。
ファスナーを完全に閉めたまま縫ってしまうとこのときの作業がやりにくいんです。裏側からファスナー開けるのって難しいですよね。
もし開きが不十分だった場合や閉じたまま作ってしまった場合は、針やクリップの先などでちょっとづつファスナーのスライダーをつついたり、指を入れるなどして気合いでファスナーを開けてください。
返し口を閉じる
返し口で開けていたところを手縫いでまつります。
完成
アイロンで生地を整えたら、完成です!
お揃いの生地で立体マスクも作って、友人への差し入れセットになりました。
ちょっとマスクポーチには小さめなので、薬やコスメ、文房具などを入れてもらえたらなぁと思います。
近いうちに不織布や手作りマスクが入るサイズの横長ポーチも作りたいです。
写真の立体布マスクの作り方は後日あらためて投稿します。
ちなみに写真の白いプリーツマスクの作り方はこちらです↓
【無料型紙】手作りプリーツ布マスクの作り方(プリーツ4段・ノーズワイヤー入り)
簡易版のプリーツマスクはこちら↓
【無料型紙】手作りプリーツ布マスクの作り方(プリーツ3段)
皆様の手作りの参考になれば幸いです!
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